エリザベスカラーをつけて10日ほど経ち、大分慣れてきた様子のシェルティりんたです。
初日は座ることすらままならず、3時間も直立不動っだったことを思うとかなりの進歩だと思います。
最近では台の上にのせたお皿から問題なく水も飲めますし、床にこぼしてしまったフードも拾えるようにまで成長しました。
ただ、カラーに慣れてきてできるようになったことが他にもあったのです。
ある時りんたの方からペチャペチャと音が聞こえてくるので何かと思ってみてみると、なんとカラーをつけた状態で、治療中のおまたを舐めてしまっていました。
今まで舐めなかったのはカラーに怯えてそれどころではなかったからであって、舐めようと思えばいつでも舐められるようでした。
急いで病院に連絡し、翌日カラーの長さを3LからSN-4というサイズに変更してもらいました。
今までは上下2ヶ所のボタンでとめられていたのですが、今回は長さが長くなった分、ボタンが3箇所に増えていました。
おまたを舐めなくなったのは良かったのですが、ここから大変な日々が始まりました。
カラーを長くしてからは、台の上のお皿からでも水を飲むのが難しくなってしまいました。
どうしてもカラーの下側がお皿の下に入ってしまい、顔を持ち上げるとお皿ごとひっくり返してしまい、一面水浸し状態です。
いっぱいこぼしてもいいように絨毯の上にジョイントマットとプラスチックの板とバスタオルを3層重ねにして対策しました。
りんたの方は何度もお皿をひっくり返しているうちに水を飲むのが嫌になってしまったようで、喉が渇いても我慢するようになってしまいました。
うさぎのにゃったはバスタオルを掘り掘りしてグチャグチャにする有様です。
まだまだ暑い季節が続いていたので、りんたが水を飲みたそうにしていたらその都度カラーを外すように配慮していました。
次に困ったことが、りんたが夜寝なくなったことです。
初めてカラーをつけた時も夜中の2時ごろまで起きていたので、今回もそのうち慣れるだろうと思っていたのですが、その日は結局りんたが寝ているところを見ることはありませんでした。
一晩中サークルの柵にカラーをぶつけながらウロウロしていて落ち着きがありませんでした。
また今まで全く吠えなかったりんたが急に吠えるようになりました。
散歩で思いっきり遊んでみたりご飯をあげたり色々試したのですが、結局どれも的外れだったようでサークルに入れるとまた吠え始めます。
一番ショックだったことはパピーの頃から一緒に暮らしているにゃったに本気で吠えたことです。
今までヤキモチを焼いて甘えた声で控えめに鳴くことはあっても本気で吠えたことはなかったので、りんたが別のわんこに変わってしまったようでとても悲しかったです。
動物病院を受診した際にりんたが眠れないことと、吠えるようになってしまったことを相談したのですが、発情中のメス犬が近くにいて興奮しているのだろうとのことでした。
カラーのサイズが合っていないことや療養生活で何かストレスに感じていることがあるのではとも思ったのですが、先生には今のカラーで問題はなく、精神的ストレスが要因で吠えている可能性は考えにくいと言われてしまいました。
帰宅後、どうしてもりんたが発情して吠えているとは考えにくく新しいカラーを私とえりんぎ君も試着してみることにしました。
私はサイズを変える前のカラーもつけていたのですが、それとは比べ物にならないほど新しいカラーは窮屈で不快でした。
カラーが少し長くなっただけで視界はかなり狭まるし、音もこもります。
また扇風機の風があたるとゴォォー!とものすごく反響してうるさかったです。
私がカラーを試着している様子がYouTubeにアップされていますので、気になる方はチェックしてみてください。
想像以上の付け心地の悪さに驚愕するとともにこれではりんたが眠れないわけだと納得しました。
えりんぎ君と相談した結果、術後服がいいのではないかという結論に達し、とりあえず楽天で販売されていた2,280円の商品を購入してみることにしました。
届くまで数日かかるとのことだったので、それまでは普段使っているカッパを術後服がわりに使用することを考えつきました。
お股の部分の生地はおしっこできるようにハサミでカットしてしまっていたので、帽子の部分をあてがって穴を塞ぐことにしました。
早速りんたにカッパを着せて夜寝かしつけようとしたのですが一向に眠る気配はなく、やっととれた姿勢が前屈みの姿勢です。
あまりにも可哀想だったので結局その日のうちにカラーに戻してしまいました。
ただその後もりんたは一向に座ろうとせず、挙句の果てには立った状態でウトウトし始めました。
見るからに疲労困憊と言った様子で、なんとかしてあげたいと考えた結果、1階のリビングでりんたと一緒に寝ることにしました。
サークルの中ではここ1週間ほどまともに眠れていなかったりんたですが、リビングにいる時はカラーをつけた状態でも横になることができていました。
そこで私の布団とりんたのグッズ一式を下の階まで運んだところ、りんたはリビングに着いた途端に私の布団の隣でスヤスヤと眠り始めました。
よっぽど疲れていた様子です。
翌朝もりんたは8時過ぎまでぐっすり眠ってくれて、吠えることもなくなっていました。
あくまで私の予想ですが、カラーがサークルに当たるのが嫌で眠れなかったのかもしれません。
一時はどうなることかと思いましたが、とりあえず術後服が届くまではリビングで一緒に寝ることにしようと思います。
ちなみににゃったも一緒についてきています。
動物病院の先生はりんたが吠えることと、カラーは関係ないと言っていましたが、その言葉を鵜呑みにせずきちんとりんたと向き合って良かったと思います。
専門家の意見に頼ることも大切ですが、愛犬の声に耳を傾けることも同じくらい大切なことだと実感した日でした。
術後服に慣れるまではもう一悶着ありそうなのでまたご報告します。
ちなみにりんたの肌トラブルはとってもよくなってきています。
ただおちんちんに膿が溜まってしまう包皮炎の方はもう少し治療に時間がかかりそうです。
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