先日うさぎのにゃったのおトイレを掃除していると、いつもより赤い尿が出ていました。
心配になって次の日に動物病院を受診してきました。
結論から言うと、普通に元気でした。
うさぎの病気について色々調べたり獣医師の先生から教えてもらったりしたので、こちらのブログで情報共有したいと思います。
いつも違う赤色の尿を発見!
夜にうさぎのにゃったのトイレ掃除をしていると、トイレからはみ出してしまったおしっこが赤みがかっていることに気がつきました。
ケージの下に敷いてあるトイレシーツにもおしっこが染みていたのですが、そちらもやはりいつもよりオレンジっぽい色になっていました。
「うさぎ 血尿」で調べてみると、健康なうさぎでも食べているご飯によって血液っぽい色のおしっこが見られるとのことでした。
ただし避妊をしていない女の子の場合は、子宮の病気で本物の血尿が出ることもあるのだそうです。
薬局でヒト用の尿試験紙を購入
とりあえず朝イチで薬局に行って、尿試験紙という尿の成分がチェックできるキットを購入してきました。
うさぎ専用の尿試験紙はないのでヒト用のもので代用します。
購入したキットは尿糖、尿タンパク、尿潜血の3種類が測定できるものです。
ネットではもっと多くの項目を検査できるタイプもあったのですが、今すぐ必要だったので、薬局で一番検査項目の多かった商品を選びました。
私が選んだのはTERUMOの「ウリエースKc」という商品で、検査用紙が10枚入りで税抜880円でした。
※ネットで同じものが購入できるか探してみたのですが、尿潜血が測定できるものは見つかりませんでした。
メモ
尿試験紙を購入する際には、薬剤カウンターで自覚症状や病歴、内服中の薬などを問診票に記入しなくてはいけませんでした。
ヒトではなくうさぎに使いたいと伝えたかったのですが、言い出すタイミングが見つからず、結局飼い主の情報を問診票に記載して提出しました。
尿試験紙で検査をしたら尿潜血が陽性!?
早速トイレに溜まっていたおしっこに検査キットを浸して数10秒待ちます。
結果は3項目(尿糖、尿タンパク、尿潜血)ともに全て陰性でした!
昨晩から動物看護師の友人に、にゃったの病状を相談をしていたので検査結果の写真を添えてお礼のLINEを送りました。
何事もなくて一安心し、昨日から取っておいたおしっこ付きのトイレシートや検査済みのキットは全部処分しました。
しかしその数時間後、私からのLINEを見た動物看護師の友人から返信がありました。
内容は検査結果で尿鮮血が出ているのではないかとの指摘でした。
検査済みのシートは処分してしまって探しても見つからなかったため、仕方なく写真を再度確認しました。
尿潜血は一番先端の色の変化を見ると分かるのですが、正常の場合は黄色の一色のみで、血液が混ざっている場合は青色が浮かび上がってくる仕様になっています。
確かに青いプツプツが見えるような気がします。
再び不安が戻ってきて、午後にもう一度尿検査をして確かめてみることにしました。
それと動物病院に採取したおしっこを持参できるようにダイソーでお醤油さしを調達してきました。
メモ
動物病院に尿を持参する際には、できるだけとれたてのものが好ましいです。
採取したおしっこは冷蔵庫で保存しておくと新鮮な状態を保ちやすいです。
今回は夫のえりんぎ君にやんわりと断られてしまったため、常温保存となりました。
動物病院で尿を渡す際には、おおよその採尿時間と保存方法を伝えておくと親切です!
午後の尿検査は尿潜血の反応はなかったものの、今度は尿タンパクが出ている気がしてもう飼い主はてんやわんやでした。
プロに見てもらった方が確実だと思い、検査結果とおしっこを持って動物病院へ直行しました。
メモ
動物病院へ行く際の持ち物をまとめておきます。
キャリーケース:
正面と上側の2方向が開くタイプのキャリーですとうさぎの出し入れが楽です。
バスタオル:
キャリーの中に敷いてあげるのに使います。また診察をする際にうさぎが暴れないように目隠しにも使えます。
リード:
診察中の脱走防止にオススメです。鈴がついているタイプですと聴診の妨げになりますので、アクセサリーが付いていないタイプが好ましいです。
与えている食べ物のメモ:
普段食べているフードやチモシー、おやつの写真を撮っておきましょう。
パッケージの表側と成分表示の書いてある裏側のどちらも撮影しておくと先生に説明しやすいです。
うんちとおしっこ:
元気な場合でもできる限り実物を持っていきましょう。
症状のわかる写真や検査キットなど:
今回の場合は赤い尿の写真と尿検査の結果の写真、検査キットを持参しました。
※これ以外にも持っていくと役立つものがありましたら、ぜひコメント欄で教えてください!
凶暴うさぎに先生はタジタジ
うさぎの診察は事故が多いので床におろしての診察でした。
慣れない環境や人にパニックを起こして診察台から飛び降りてしまい、怪我をすることがあるそうです。
診察は聴診、耳の中の確認、眼やその周辺の状態確認、口内の確認をしました。
バスタオルで視界を隠して、できるだけ落ち着いて診察を受けられるように配慮しました。
先生に「引っ掻いたり噛みついたりしますか?」と聞かれたので、「引っ掻きますし噛みつきます。それに飛びかかってくることもあります。特に抱っこが大嫌いです。」と伝えるとかなりにゃったのことを警戒していました。
もしかしたら他のうさちゃんたちはもっと大人しいのでしょうか。
こんなに気が強いのに、爪切りなどのお手入れを自宅でやっていることにも先生は驚いていました。
ケアは引っ掻かれて当然のものだと思っていたので、自分の認識が大分ずれていることにも気付かされました。
にゃったにつけられた傷さえも愛おしく感じてしまうのは親バカなのでしょうか(笑)
尿検査は異常なし
持参した尿を使って動物病院でも検査をしてもらいました。
自宅で採尿できなくても尿道からカテーテルを通したり、膀胱に直接針を刺したりすることでも採取できますが、うさぎへの負担も大きいですのでここは飼い主さんに頑張ってもらいたいところですね!
メモ
おしっこの取り方を説明します。
普段はトイレの中に砂を入れているのですが、尿を吸収しないように全部取り除きました。
にゃったが使っているのは陶器製のトイレで、砂を入れなければ1回のおしっこでお醤油さし1本分の量は余裕でとれました。
トイレにサランラップを巻いて、おしっこが清潔な状態でとれるように工夫したりもしました。
ただにゃったがサランラップに気がついて器用に剥がして食べてしまったので、ここまでする必要はなかったと感じています。
皆様も誤飲にはお気をつけください。
動物病院では試験紙を使った尿検査だけでなく、顕微鏡で尿の中に細菌が含まれていないかもチェックしてもらえます。
検査結果は診察が終わって20分後くらいに出ました。
結果は尿潜血は陰性で、現状の健康状態に問題はないとのことでした。
自宅で午前中に行った検査では尿潜血らしき反応が出ていましたが、先生によると誤差の範囲内とのことです。
実際に血尿が出ている場合にはもっと鮮明に青色がわかるとのことでした。
エコーに映る子宮の影
血尿だった場合に考えられる原因が子宮の病気と膀胱の病気の2種類があるので、エコーで子宮の状態も確認してもらうことになりました。
結果は現時点では病的な所見は見つかりませんでした。
ただしエコーで子宮らしき影が映ったとのことでした。
健康なうさぎの子宮はエコーに映らないほどの小さいサイズのため、子宮らしき影が映っていたのはやや心配な点です。
ただそこまで肥大している訳ではないため、経過観察になりました。
うさぎは4〜5歳になってくると子宮の病気が目立ってきます。
それも悪い病気のことが多いそうです。
予防のためには避妊手術も視野に入れる必要があります。
メモ
エコー検査はうさぎを仰向けにして、お腹にアルコール消毒をします。
毛を掻き分けながら機械を押し当てるため、苦手な子も多いのだとか…。
にゃったは病院が初めての上に抱っこが大大大嫌いです。
そして気が強い性格のためエコーできないかもしれないと事前に先生からお話しされていました。
結果はなんとか診察できましたので良かったです。
緊急性がないのであれば無理にエコー検査をしようとせず、経過観察で次の機会にチャレンジするのも一つの選択肢です。
気になる時は自宅で尿検査!
うさぎの尿の色はバリエーションが豊富です。
食べているものによっても尿の色は変わりますので、赤っぽい尿でも血液ではないこともあります。
ただ血尿だった場合のリスクを考えると、放置するのは危険です。
薬局やネット等でヒト用の尿試験紙が1,000円ほどで購入できますので、1個手元に置いておくことをお勧めします。
気になる尿が出た時は尿試験紙でチェックして、血液の反応が出た場合には早急に動物病院を受診しましょう。
メモ
今回の受診では獣医師による診察と、尿検査(尿試験紙と顕微鏡での検査)、エコー検査をしてもらったのですが、病院代はなんと7,480円でした!
市販の尿試験紙は10枚入りで880円だったことを考えるとかなり高額な気がしてしまいます。
動物病院は自由診療制のため診察料が高くなってしまうのは仕方のないことなのかもしれませんが、手痛い出費でした。
赤っぽい尿が出るたびに動物病院を受診していてはお金がいくらあっても足りませんので、まずは自宅で検査してみてから受診を考えることをお勧めします。
ちなみに尿試験紙は検査してから時間が経つと色が変わってしまうことがありますので、検査してすぐの写真も撮っておくと診察に役立ちます。
ぽっちゃりうさぎにダイエット宣告!
にゃったの体重は現在2.6kgです。
今の体型について先生に聞いてみたところ、太り過ぎとのご指摘をいただきました。
ご飯はチモシー(牧草)食べ放題とペレットは65g/日与えていました。
ペレットの量は太っている体重で計算してしまったため、かなりたくさんご飯をあげてしまっていたことが判明しました。
にゃったの適性体重は2kg前半のようです。
ペレットの量は最終的には30g/日程度に減らしたいです。
急にご飯の量を減らしてしまうとにゃったもびっくりしてしまうので、2週間に数gくらいのペースで徐々に減らしていこうと考えています。
ちなみに牧草はうさぎの主食ですので、たくさん食べられるように今後も食べ放題を続けていきます。
特にうさぎの場合は腸が動かないことは致命的ですので、減量は慎重に行う必要があります。
先生には身体が大きくて力もあるため診察が大変と言われてしまいました。
飼い主もわがままボディのため、これを機ににゃったと一緒にプチダイエットをしたいと思います!
まとめ
赤い尿が出てしまいとても心配しましたが、今回は何事もなくて一安心しました。
尿試験紙も買ったので、気になる尿が出たらこまめに検査してみようと思います。
それとトイレシーツは黒色のものを使うことが多かったのですが、尿の色が観察しにくいデメリットに気がついたので今後は白色をメインに使っていきたいと思います!
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